技工問題・・・デンチャリスト - 津曲

2011/05/29 (Sun) 14:07:11

滋賀県歯立技工専門学校は昨年定員30名のところ応募者は8名、全員合格でした。毎年2000万円の赤字の垂れ流しです。来年2月に廃校にするか、存続するか決めます。執行部は存続したいらしいです。自分らが敵役になるのが厭だからでしょう。そのために我々会員に3000円/月負担してくれと言ってます。

私は廃校にしてほしいと思います。技工士さんが云々ではなく、金がないからもう止めてほしいです。付き合ってられない。

技工の海外委託は、歯科医が保険外のものだけを出す、これだけがＯＫということになってます。しかし、通達は出ていません。政府答弁が根拠です。歯科技工士法をよく読むと、”歯科医が自ら行う技工は、この法の定めの外である”旨、記載されています。”自ら行う”の解釈は、歯科医が自分で技工をすることではなく、資格をもたない者にさせても、最終チェックを歯科医がやれば、歯科医の責任の下、ＯＫということだそうです。だから本当は歯科医が保険のものを海外委託しても違法ではありません。だから技工士さんは裁判で負けたのです。

つまり、技工所、技工士が海外に委託するのは違法で、歯科医が委託するのはＯＫで、しかもスジからいえば、保険もＯＫです。海外は安いそうですし、昔みたいにいい加減ではなくなってるし、技術も日本に劣らないそうです。いつの日にか多くの歯科医が保険外も保険も海外に出すでしょう。そうなると国内の技工士さんも、海外からとればいいではないかと、単純には思います。

しかし、人件費や貨幣価値などの違いで、国内の技工士さんが海外の技工をやれば、生活できないそうです。つまり、国内の技工士という職業は消えゆく職業だそうです。そうなると国内の技工士さんは、デンチャリストを目指すしかありません。となると技工士学校を続けていても、商売敵を育成してることになります。

技工士をこんな職業にした多くの責任は歯科医にあります。だから私は自分が苦しくなっても、デンチャリストは容認します。歯科医の責任が大きいからです。会立技工士学校の月3000円の金を払いたくないのは、金がないからです。

貴方（私のこと）は借金がなく、年齢的にも黄昏歯医者で、子供も跡を継がない、だからやりたい放題してるんだ、デンチャリストもＯＫだと言ってるんだ、といわれるなら、言い訳はしません。